ISO45001の取得は、いま人材採用・人材不足に対する打ち手として注目を集めています。
特に人手不足が常態化している、
・建設業
・製造業
・運輸業
・医療介護業界
・小売業
では、導入が進んでいます。


①現場の安全性を高め、ケガや職業病の発生リスクを低減します。
ISO45001の目的は、現場のスタッフが安全かつ健康に仕事に取り組むためのルール作りです。
現場スタッフの事故や病気を未然に防ぐことで、欠員を減らし、業務のクオリティを維持します。
また新たにスタッフを補充する際の費用や教育コストを下げることができます。

昨今では、ベテラン作業員の不足や、増加する外国人人材とのコミュニケーション不足が原因で、
「昔では信じられないような事故」が多発するようになっています。ISO45001は全世界共通の労働安全衛生を守る仕組みなので、他業界からの転職や外国人人材の多い昨今の現場事情にフィットした取り組みと言えます。

②人材採用の場面で活用できます。
ISO45001の取得にはマネジメント層の積極的な関与を必要とします。
つまり会社として「従業員の安全・健康を守る」意識の現れとして、人材採用の場面でアピールが可能です。
転職市場においては、同業他社かつ同規模の会社の間で、人材の取り合いになる場面が多く、ISO45001が他社との差別化として機能することは十分に期待できます。また、過重労働を警戒する昨今の求職者にとっても、安心して会社を選んでもらうための決め手になります。

また、ISO45001は2018年に発行されたばかりの比較的新しい規格であり、従業員全体が旧来の手法に依らず安全衛生に取り組む組織づくりが必要なことから、会社の先進性・組織内部の風通しの良さを裏付けることができます。

③取引先からの信頼を高め、事業チャンスを拡大・リスクを回避します。
特に建設業では、労災事故発生からの受注停止、資金繰り悪化による突然の倒産を引き起こすなど、
労災は企業における重大なリスクとなっています。こういった事業リスクを回避するためにも、最新の労働安全衛生に対する取り組みが必要とされます。ISOを取得していることで、グローバル市場での受注チャンスも拡大できます。また、ISO45001を取得していることが、官公庁案件の入札加点対象となる場合があります。

ISO45001の取得件数は、世界では急速に増えているものの、日本ではまだ大手企業での導入に留まっている状況です。世界的な労働安全衛生への取り組みから、今後は国内でもISO45001を要求される機会が増え、取得の動きが加速するものと思われます。まだ国内での導入数が少ない間に、先手を打ってISO45001を導入することで、ビジネスチャンスと優秀な人材を確保するための体制を整えることができます。
また、既にISO9001やISO14001を既に取得している企業では、導入コストや現場の負担も少なくて済みますので、
会社で取り組むべき「次の一手」として高いコストパフォーマンスが期待できます。

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